君を輝かせるのは私だけ。
莉緒side
女子のミーティングが始まる数分前。
自分の右手を見つめる。
…温かかった。
グッとその手を握りしめて、
頑張ろう、と気合を入れる。
うん、頑張れる!
ミーティング終わりにコーチ陣の話し合いに参加して、
少しの隙間時間ができて近くのコンビニまで頭を整理するのにもちょうどいいからと歩く。
「莉緒危ないから健さんたちに声かけたほうがいいって!」
1人で行こうとしたら、
リサがついてきてくれるというから2人で並んで歩く。
「平気だよ!リサ何か欲しいものあったらついてきてくれたお礼するよ!」
「もーどこが平気なの。」
なんて言いながらついてきてくれる。
ふたりで並んで歩いて、
話をしながら帰ってくると、
慌てた状態のけんくんが玄関で待ち構えてた。
「…どうしたの?」
「…莉緒、お前も祐真も悪くないから何も気にしないでいいから。」
首を傾げていると、
リサに耳打ちするけんくん。
リサは覚悟を決めたような、緊張の混ざる顔で力強く頷く。
ちょっと何が起こってるの?
「あおさーん!こんなん気にしないで!」
渉と他のチームメイトも慌てた様子。
渉の見せてくれたケータイを覗き込む。
自分の右手を見つめる。
…温かかった。
グッとその手を握りしめて、
頑張ろう、と気合を入れる。
うん、頑張れる!
ミーティング終わりにコーチ陣の話し合いに参加して、
少しの隙間時間ができて近くのコンビニまで頭を整理するのにもちょうどいいからと歩く。
「莉緒危ないから健さんたちに声かけたほうがいいって!」
1人で行こうとしたら、
リサがついてきてくれるというから2人で並んで歩く。
「平気だよ!リサ何か欲しいものあったらついてきてくれたお礼するよ!」
「もーどこが平気なの。」
なんて言いながらついてきてくれる。
ふたりで並んで歩いて、
話をしながら帰ってくると、
慌てた状態のけんくんが玄関で待ち構えてた。
「…どうしたの?」
「…莉緒、お前も祐真も悪くないから何も気にしないでいいから。」
首を傾げていると、
リサに耳打ちするけんくん。
リサは覚悟を決めたような、緊張の混ざる顔で力強く頷く。
ちょっと何が起こってるの?
「あおさーん!こんなん気にしないで!」
渉と他のチームメイトも慌てた様子。
渉の見せてくれたケータイを覗き込む。