転生したら養子の弟と家庭教師に好かれすぎて、困っています。
セドリックへ向けられた光線は、私にも痛いものだった。どれだけ私を溺愛してくれているのか分かって嬉しいが、とばっちりはやめていただきたいのが、本音である。

「おい、何をしている」
私が、弁解をする間もなく父は、セドリックへと銃を向けた。
「パパ、やめて!私が転びそうになったのを支えてくれただけだから」
さすがに、セドリックが殺されるのはまずいと思ったのか、私の第一声はこれだった。

「そうなのか?」
セドリックに、父は問いかけた。それなのに、事もあろうかセドリックは、父にこう言った。
「フランソアが好きだから抱きしめた」
私の必死の弁解は、なんだったわけ? セドリックが殺されちゃう。どうしよう。

けれど、父のそれに対する対応は、驚くべきものだった。
「そうか」
さんざん人を銃で脅しといてなんなのよ。私は、父にセドリックから引き離され、父の部屋へと呼ばれた。


「フランソアです」

「入れ」
こんなに怖い父の声を聴いたのは初めてだ。
「フランソア、お前はセドリックのそばにいない方がいい」
父のその言葉に私は、どういうことだろうと思いながら耳を傾けた。
「幸いにも、お前は優秀だ。だから、もっといい教育を受けた方がいいと思っている」
「それは、どういうことですか?」
突然のことで、何が何だかわからないためこう聞くしかなかった。
「寄宿舎付きの学校を見つけた。お前が、この国の長になるためにもいい学校だ。返事は、今週中に出してくれ」
< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

二人のお母ちゃん

総文字数/6,442

恋愛(キケン・ダーク)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
少年には、二人のお母ちゃんがいる。 二人のお母ちゃんのおかげで、少年は真実の愛を知り……?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop