双子の貞子ちゃん 2
「ここから半径5キロ圏内の防犯カメラ映像だとよ。目的地が全員ココとは限らないが、全員違うとも限らない。」
「謙吾さんに連絡入れるか。」
「ああ。俺らは構わねーけど、多すぎだな。」
ここは人の気配はないけど、あれだけ多いと周辺に住む、一般の人たちに何か起きる可能性がある。
「うおっ!始まってんぞ!!」
「手柄を横取りしろ!」
その声が聞こえると、さっきの柄の悪い人たちが終わりかけていた戦いに混ざる。
「お前ら、とりあえず止めなくていいぞ。」
シノのその言葉にみんなはまた勢いづいた。
「てめえらはやんねーのか?」
ニヤニヤしながら近づいてきた男
トラが前に立ち、肩を回してる。
「おん?1人だけかぁ??…ナメてんじゃねーぞ!ゴラァ!!」