双子の貞子ちゃん 2





目の前のそんな光景を背にし、シノたちは冷静に考えている。




「…シノ、できることある?」

参加するまでもないと、シノたちから見てろと言われた私
私もフラッシュバックにならない確信はなかったから、遠くから見てるだけにしようと決めていた。


でも、この状況、この先の状況でやれることはあるはず…。



「…出入り口を見ててくれるか。到着した人数とか連絡くれると助かる。あと、…謙吾さんの手伝いも必要か。」


謙吾さんは基本的に1人で行動している。
仲間がいない訳じゃないけど、謙吾さんが鬱陶しいから1人が良いと言ったらしい。



「分かった。出入り口見張って、謙吾さんが到着したら謙吾さんの指示に従うね。」



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