双子の貞子ちゃん 2
そこからは律と2人で謎の言い合いをし始めた。
「お前っ、マウンティングかよ!」
「ハッ!そうだよ。俺の方がきぃさんのこと知ってるんだよ!」
この会話に入る勇気はない。
聞いていない振りをしつつも、聞こえないはずはなく、2人の自分のことを話してる会話に、どぎまぎしながら静かに終えるのを待った。
下が準備で賑わっている。
樹とあいつが外に出てから、しばらく経って、俺も部屋に戻った。
凪さんに準備は任せていいから、大雅さんがやりたいだけだからと言われた。
準備の状況を見ると、なんの滞りもなく円滑に進んでいた。
ソファに腰かけタブレットを触っていた凪さんにひと言言って戻ってきた。