双子の貞子ちゃん 2
ぶかぶかだ。
白のロンTだけでもお尻が隠れるほどの大きさだった。
だからといって、下を履かないという選択肢はない。
そんな格好で湊のところに戻れない。
ロンT以上にぶかぶかな白のパンツをウエスト部分を掴んだまま浴室から出た。
「ぶっ、やば。」
「ちょ、…笑わないでよ。」
ズルズルと引きずりながら出てきた私に湊は驚いた表情をしたももの、声を出して笑った。
「ああ、わり。想像以上だったから。」
口元に手を被せ、ふいっと横を向いたと思ったら、隣をぽんぽんと叩いた。
うっ、となりながらも大人しく従い、湊の隣に座る。
「……綺麗だな。」
「えっ、」
突然の言葉に湊を見れば、視線は頭に向いていた。