双子の貞子ちゃん 2
「守れなかったって言ってたけど…、一連の出来事は私が勝手に行動したことだから。自分の、けりをつけに行ったことなの。」
「だから…、湊が守れなかったなんて、思わなくていい。……思わないで。」
それに湊たち紅蓮を巻き込んでしまったのは私なんだから。
「…湊に釣り合ってないなんて思ってもらえる人間じゃないよ、私…。」
分かって欲しくて…。
そんな自分を卑下にしないでって。
「……湊に、あ…、甘えて、いい?」
湊の胸から顔を離し、私の人生で1番ほど遠かった言葉を、…そして、湊が私に言ってくれた言葉を言った。
『甘やかしてやりたい。』
「…いっぱい甘えてくれていい。なんでもきく。」
優しく笑って、優しく抱きしめてくれた。
心が満たされていく感覚
「……湊、キス、したい。」
なんでもきく。と言ってくれたからか、ふわふわとした感覚の私はそんなことを口にしていた。
そっとどちらかともなく少し離れ、ゆっくり湊が近づいてきたところで目を閉じた。
「伊織、付き合ってくれますか。」
「はい!」
今までうじうじ考えてたのが馬鹿みたい。
こんな幸せな気持ちになれるなんて。