双子の貞子ちゃん 2




「大人しくしててね?私たち、イケメンを傷つけたくないの。」


3人は拳銃を手にしながら、髪をかき上げ、ボロボロの服を嫌そうに見る。



「やっと本性見せたな。」

「あら、やっぱりバレてたのね。だてにNo.1やってないのね。」



ゆっくりと湊へと近づく、おそらく3人の中でリーダー的な立場の女

その姿は男を誘う女の姿に見えた。



「良い男。……ねぇ、私の男にならない?お姉さんが満足させてあげるわ。」

拳銃で湊の体のラインを触りながら、妖艶に笑う。



他の2人も拳銃を手に、櫂と紅蓮の子2人を誘うようにしていた。





『伊織、妹がまずいかも。』



その声が頭に入った時、ハッと切り替えられた。






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