俺様社長⁇溺愛パパ⁇二重人格な御曹司に愛されています
メールで指定があった場所に行った

お洒落なイタリアンのお店だった

店に入ると手を振る湊が見えた

「ごめんね遅れて」

「いや〜俺も今来た所だから」

今…来てないよね
20分も待たせたのに…
そんな優しさが今の私には辛くなる

「何する⁇」

「任せてもいいかな⁇」

「お前なんでも食べれるよな⁇」

「うん…ごめん…
ちょっとお手洗いに行ってくるね」

「お〜」

お店の人を呼んで注文をしてくれている

お手洗いに行った

鏡に映し出された自分の姿を見て
涙が出てきた
このまま湊に愚痴ってもいいかな…
ダメ!湊が心配する

化粧を直して席に戻った

椅子に座ると

「お前…痩せた⁇」

突然湊が言い出した

「ううん」

本当は1か月で5キロ痩せた

「元気ないしなあ」

「そんな事をないよ」

元気な振りをした

湊には言えない
元気な振りをしよう
今は何もかも忘れよう

たわいもない話で笑顔になる
私…笑えてるかな⁇

「お前さあ何かあったら言えよ
聞いてやるからさあ」

「あ〜うん
ありがとう…でも大丈夫だから」

その優しさで泣きそうになる

食事が終わり店を出た

「払ってもらってごめんね」

「俺から誘ったんだからいいよ
また誘っていいかな⁇」

「うん
ありがとう」

「じゃあな」

「うん」

とぼとぼ歩いていた

これからどうしよう
羽菜とは連絡取れないし
とりあえずネットカフェに行こうかな⁇


しかしその時…






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