カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
嫌がらせに失敗した鞠花が、とうとう自分の足で清良のもとまでやってきて、今度は何をしようというのか――罠としか考えられず警戒する。
すると鞠花は車に向かって目配せをした。
その途端、スーツ姿の屈強な男が運転席と助手席からそれぞれ降りてきて、こちらに向かって歩いてきた。
「な、何!?」
まさか力尽くで連行しようというのか。男たちから逃げるように清良は後ずさる。
「別に乱暴なんてしないから安心なさい。ちょっと付き合ってもらうだけよ」
「……何かしたら、声をあげるわよ」
清良の態度に、鞠花は面倒くさそうに舌打ちする。
「黙って着いてきなさい。親がどうなってもいいの?」
「うちの両親は、もう院瀬見家の使用人じゃないでしょう」
「バカね。自分がどんな目に遭ったか忘れたの? あんな写真、いくらでも作れるんだから」
写真と言われてゾクリと背筋が冷たくなった。清良を退社に追い込んだあの写真、やはり一連の出来事の首謀者は――。
「あの写真を専務に送りつけたのは、鞠花なのね……」
肯定らしく、鞠花は口元に嫌味な笑みを浮かべてひょいと肩を竦めた。
すると鞠花は車に向かって目配せをした。
その途端、スーツ姿の屈強な男が運転席と助手席からそれぞれ降りてきて、こちらに向かって歩いてきた。
「な、何!?」
まさか力尽くで連行しようというのか。男たちから逃げるように清良は後ずさる。
「別に乱暴なんてしないから安心なさい。ちょっと付き合ってもらうだけよ」
「……何かしたら、声をあげるわよ」
清良の態度に、鞠花は面倒くさそうに舌打ちする。
「黙って着いてきなさい。親がどうなってもいいの?」
「うちの両親は、もう院瀬見家の使用人じゃないでしょう」
「バカね。自分がどんな目に遭ったか忘れたの? あんな写真、いくらでも作れるんだから」
写真と言われてゾクリと背筋が冷たくなった。清良を退社に追い込んだあの写真、やはり一連の出来事の首謀者は――。
「あの写真を専務に送りつけたのは、鞠花なのね……」
肯定らしく、鞠花は口元に嫌味な笑みを浮かべてひょいと肩を竦めた。