カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
「本当に、城ケ崎さんにはよくしていただくばかりで、どう感謝をお伝えすればいいか……」
かしこまる清良の父に合わせて、母も「ええ、本当に」と何度も頭を下げている。
両親ともにスーツで小綺麗な格好をしているが、天羽家と城ケ崎家、この二家庭にはどうしようもない格差が現れている。片やセレブの集う晩餐会、片や保護者会だ。
「とんでもないわ。息子の妻になってくれた人と、そのご家族ですもの。当然です」
もちろん、双方の両親とも、清良と総司の間で交わされた契約のことは知らない。純粋な恋愛結婚だと思っている。
総司の両親は息子の結婚に対してなんの不安も持っていないのに対し、清良の両親は、ふつつかな娘をこんな良家に嫁がせて大丈夫だろうかと心配している。
客観的に見れば、ずっと院瀬見家と深く関わってきた天羽家は、清良も含め、マナーは上等。決してふつつかなどではないのだが。
家柄の違いを考えて気が引けてしまうのは、一般的な反応だろう。
「総司。清良さんのご両親のお勤め先なんですけどね。最初はあなた方の新居にと考えていたのだけれど、ふたりの新婚生活に親が入り込むというのも野暮でしょう? かといって、私たちの使用人では、清良さんも気を使うと思うの」
清良の両親は、城ケ崎家に関わるスタッフたちが籍を置く企業に転職することになった。
どうやら、総司たちが到着するまで、両親の具体的な配属先について検討していたらしい。
かしこまる清良の父に合わせて、母も「ええ、本当に」と何度も頭を下げている。
両親ともにスーツで小綺麗な格好をしているが、天羽家と城ケ崎家、この二家庭にはどうしようもない格差が現れている。片やセレブの集う晩餐会、片や保護者会だ。
「とんでもないわ。息子の妻になってくれた人と、そのご家族ですもの。当然です」
もちろん、双方の両親とも、清良と総司の間で交わされた契約のことは知らない。純粋な恋愛結婚だと思っている。
総司の両親は息子の結婚に対してなんの不安も持っていないのに対し、清良の両親は、ふつつかな娘をこんな良家に嫁がせて大丈夫だろうかと心配している。
客観的に見れば、ずっと院瀬見家と深く関わってきた天羽家は、清良も含め、マナーは上等。決してふつつかなどではないのだが。
家柄の違いを考えて気が引けてしまうのは、一般的な反応だろう。
「総司。清良さんのご両親のお勤め先なんですけどね。最初はあなた方の新居にと考えていたのだけれど、ふたりの新婚生活に親が入り込むというのも野暮でしょう? かといって、私たちの使用人では、清良さんも気を使うと思うの」
清良の両親は、城ケ崎家に関わるスタッフたちが籍を置く企業に転職することになった。
どうやら、総司たちが到着するまで、両親の具体的な配属先について検討していたらしい。