38歳バツイチ♀、医大生と付き合ってみた。(い)

トントン…



「はい…」



「あ、もぉ帰る準備してるんですね」



「うん…」



「なんか、寂しいな…」



ドキ…



私は寂しい気もするけど

暁くんは寂しがる必要ないでしょ



「あ、座ってください
今日は、足から!」



「え、足から?」



「うん…座ってください」



「うん…」



「じゃあ、始めます」



「お願いします」



クチャクチャ…

キューッ…



「ん?どぉしました?」



「んーん…
ごめんね…
くすぐったかった」



「ウソ…?スミマセン」



「んーん…
大丈夫…我慢する」



「我慢されたら困る
だって、勉強にならないから…」



「たぶん、私がくすぐったいだけだから
他の人は大丈夫だよ
ごめんね…」



「かわいい…」



「え?」



「んーん…
じゃあ、他の場所にする
肩凝ってませんか?」



「凝ってる!
今日は特に!」



「じゃあ、肩にしますね」



「うん、お願いします」



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