38歳バツイチ♀、医大生と付き合ってみた。(い)
エスカレーターから下りて
少し歩いたところで
暁くんが
急に私の手を離した
「大丈夫ですか?」
暁くんは
前にいた妊婦さんを支えてた
「スミマセン…
たぶん、貧血です」
「歩けますか?」
「少し休んだら大丈夫です」
妊婦さんはその場にしゃがんだ
「旦那さんか、誰か迎えに来れる人がいたら
連絡した方がいいですよ」
「父親…いないんです
未婚なので…」
「じゃあ、とりあえず
医務室まで一緒に行きますか?
ここだと通行の妨げになるし…」
「ありがとうございます」
「眞子、ごめん
オレ、荷物持つから
眞子、彼女と歩ける?」
「うん、大丈夫だよ」
私はふたりのやり取りを
ただ見てることしかできなかった