38歳バツイチ♀、医大生と付き合ってみた。(い)
「暁くんてすごいね」
「ん?なにが?」
「さっき、妊婦さん助けたの…」
「助けたって、何もしてないし…」
「でも声掛けてもらっただけでも
あの人は、なんか救われたんじゃないかな…」
未婚て言ってたし…
「うん…だといいけど…」
「元気な赤ちゃん産まれるといいね」
「うん…
妊婦さん見てると幸せになるって
オレ言ったけど
勝手にオレが幸せになってるだけで
幸せな妊婦さんばかりじゃないんだよね
さっきの人も幸せなのか…わからないし
…
実習しててもいろんな人いるけど
うちの親みたいに
なかなかできなくてやっとできて
幸せいっぱいの人とか…
望まない妊娠で産むことを悩んでる人とか…
ひとりで産む人とか…
…
妊娠も出産も幸せばっかりじゃない」
「暁くんはホントに
産婦人科医目指してるんだね」
「なに?
疑ってた?」
「んーん…
命と向き合う仕事を目指してる人なんだ
すごいな…って、改めて尊敬した
きっといい先生になるよ」
私は何もできないけど
応援してるね
それが
暁くんの幸せであるなら