予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
「遠慮せずに言っていいんだぞ。ほかの社員も妊娠中は時間を短縮して働いたり、出勤日を減らしたりしているし」

 うちの会社は女性社員が多いのもあり、妊娠出産の制度がしっかり整っている。

「つわりがひどいなら、無理せず休んだほうがいい」
「つわりはあるんですが、会社にいるほうが気が紛れて楽なんです」
「そうなのか?」

 真面目な彼女は無理をしているんじゃないかと思いながら、吉木の顔を見る。

「休みの日や家に帰ってからひとりでいるほうがつらいので、今までどおり働かせてもらえると助かります」
「ひとりのほうがつらいのか」
「ひとりだと自分の体調の悪さばかり気になって、マイナス思考になってしまうのかもしれません」

 その言葉を聞いて考える。

「じゃあ、俺の部屋で暮らせばいい」

 俺が提案すると、吉木は目を丸くして「はぁっ!?」と叫んだ。

「い、一緒に暮らすって!」
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