予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
愛想のない父らしく、走り書きのような素っ気ない文字で書かれていた。
「これを、お父さんが……?」
なんと言っていいのかわからなくて、呆然としながらお守りと便せんを見下ろす。
どうして? 結婚もせず妊娠した私を怒っていたんじゃないの?
自分の言うことを聞かない娘に愛想をつかしたんじゃないの?
混乱する私に、兄は小さく笑った。
「父さんも心配してるんだぞ。おなかの赤ちゃんは元気なのかとか、いつごろ生まれるんだとか。口を開けば香澄のことばっかりで、正直困ってる。気になるなら自分で聞けばいいのに、父さんも不器用だから」
「不器用って……。お父さんは、私に興味がないんじゃないの……?」
「そんなわけあるかよ」
私の言葉を兄は笑い飛ばした。
「父さんは口下手で愛想がないから、母さんが死んだあと、思春期の香澄とどう接すればいいのかわからなかったんだよ」
「これを、お父さんが……?」
なんと言っていいのかわからなくて、呆然としながらお守りと便せんを見下ろす。
どうして? 結婚もせず妊娠した私を怒っていたんじゃないの?
自分の言うことを聞かない娘に愛想をつかしたんじゃないの?
混乱する私に、兄は小さく笑った。
「父さんも心配してるんだぞ。おなかの赤ちゃんは元気なのかとか、いつごろ生まれるんだとか。口を開けば香澄のことばっかりで、正直困ってる。気になるなら自分で聞けばいいのに、父さんも不器用だから」
「不器用って……。お父さんは、私に興味がないんじゃないの……?」
「そんなわけあるかよ」
私の言葉を兄は笑い飛ばした。
「父さんは口下手で愛想がないから、母さんが死んだあと、思春期の香澄とどう接すればいいのかわからなかったんだよ」