予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
 表情も豊かになり、起きている時間が長くなり、かわいさは増すばかりだ。


 
 とはいえ、忙しい柊人さんに夜中にあかりの相手をさせるのは申し訳ない。

「すみません。明日も仕事なのに」

 謝ると、怒った顔の柊人さんにこつんとおでこを小突かれた。

「あかりは俺たちの子供なんだから、ふたりで面倒をみるのは当然だろ」
「ありがとうございます」

 私がお礼を言うと、柊人さんが柔らかく微笑む。

 そして腕の中のあかりを見下ろしながらつぶやいた。

「一年前はこんな幸せな生活が待ってるなんて、想像もしていなかったな」
「本当ですね」

 あの夜、半ば勢いで一夜を共にした私たちがあかりを授からなければ、きっとこんな未来は訪れなかった。
 
 この子の存在が奇跡のように感じる。
 
 すると、柊人さんの腕がのびてきて抱き寄せられた。

「愛してるよ、香澄」
「私も……」

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