ロミオは、ふたりいない。

ひとりで玄関に向かったら

まだ成瀬がいた



「あ、雨降ってたんだ」



「うん、みたい…」



「結構、降ってるね
さっき晴れてたのに…
成瀬、傘ない?」



「うん、少し待てば止むでしょ」



「私、あるよ!一緒に入る?」



「んー…
いいや、走ってく!」



「成瀬、いつも急いでるけど何かあるの?」



「別に…」



「じゃあ、一緒に傘…」



< 199 / 420 >

この作品をシェア

pagetop