ロミオは、ふたりいない。

「ジュリ!」



ユートがいた



「ユート!どぉしたの?」



「待ってた」



「ごめん、約束してたっけ?」



「してないけど…
リョータ、傘持ってないだろ」



ユートが成瀬に自分の傘を渡した



「どーも…
よくわかったね」



「オマエ、いつも傘持ってないじゃん
今朝もオレの傘入ってたし…」



「そーじゃなくて…
オレたちが一緒に帰ろうとしてたこと」



さっき成瀬
ひとりで帰ろうとしてたのに…



「そんなの…
知らねーし…」



「男の勘?
まぁ、いいや、傘借ります
助かった
木々羅さんに迷惑かけるとこだったから…」



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