ロミオは、ふたりいない。

「今日は、成瀬急いでないの?」



「んー、
急いでるけど、急ぐのやめた」



「いいの?」



一緒に玄関を出た



「うん
少しぐらい、いいでしょ

乱しても…」



「え…」



成瀬が私の髪に触れた



ビク…



なに?



「絵の具、ついてた

ユートにも、こんなふうに触れられた?」



ドキン…



「なに?

成瀬、おかしいよ…

最近、変なことばっかり言ってる」



「変なことって?」



変なことって…



「んー…なんでもない…」



また私の勘違いかな…



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