■王とメイドの切ない恋物語■
第2章 長い1日

お城の王

いよいよ、今日、王様に会うんだね。

私は、淡いピンクのメイド服を身にまとい、髪の毛を結い上げた。


あぁ、緊張するよ。

お腹痛くなりませんように。


よし、頑張ろう。


気合を入れて、マーヤさんのもとに向かった。

「おはようございます、マーヤさん」

「おはよう、リリアちゃん、昨夜はよく眠れたかしら?」

「はい!ベッドはフカフカで、暖かいし、もう、ぐっすり眠れました」

マーヤさんは、それはよかったと笑った。


「今日は、この城の王と顔合わせをした後に、仕事にむかってもらいますね」




王様に、いよいよ会うんだね。いい人だったら、いいのにな。

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