■王とメイドの切ない恋物語■

第8章 運命の再会

1週間前

トーマ様の誕生日まで、あと一週間。


あー、結局、プレゼントを何にするか決めてないよ。


あんまり手作りって感じのものあげても、重かったりしたら嫌だしな。

うーん。



今日は早番だったため、仕事が１６時で終わったので、部屋でトーマ様へのプレゼントを考えているところだ。

あまり重たくなくて、それでいて役に立って、邪魔じゃないもの。


そんなもの、ないかな。


ベットでゴロゴロしながら、考える。


うーん、うーん。

私は頭を抱え込んだ。

がんばれ、私の脳くん！

何かいいアイデアをおくれよ。

…。

だめだーっ

全然思いつかない。

散歩でもしてこようっと。

煮詰まったら、外の空気を吸うのが１番だよね。

私はベットから立ち上がり、メイドの服を脱いだ。

今日は、水色の気分かな。

私は、水色のワンピースに着替えて、部屋を後にした。