■王とメイドの切ない恋物語■
…。

はいぃ?

なんでそうなるのかな?

…あ。

あの花って、告白の意味があったんだっけ?

私が、その花束を、受け取ってるってことは、告白受けたって思ってるのかな。

「いえ、あれは、お礼で貰ったというか…、いや、実際は、そうじゃなかったというか…」

トーマ様は、困惑している。

こんな説明じゃわからないよね。

質問の答えだけ、答えよう。

「いえ、花束をくれた人が、私の好きな人ではないです」

私はトーマ様を見つめた。

好きな人は、

トーマ様、あなたなんだよ。

そう、心の中で、つぶやいた。

「そうか」

トーマ様は、納得したように、うなづいた。


その後も、1時間くらいトーマ様と話をした。

この前のランチのこと、

夏休みは、みんなと海で、はしゃいだこと。

色々話した。

また、少しトーマ様との距離が縮まった気がした。


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