■王とメイドの切ない恋物語■
しばらくまた寝て、ふと目を覚ますと、凄い汗をかいていた。
私はフラフラと起き上がった。
ふう、本当しんどいな。
私は、チチリさんが用意してくれた服にやっとの思いで着替えた。
ふと、ベッドのサイドテーブルを見ると、さっきもらったフルーツが置いてある。
ちょっとは食べなきゃね。
私は、エリックのくれたフルーツを頬張った。
おいしい。
そして、薬を飲み、ベッドに戻ろうとしたら、くらっとめまいがして、近くの壁に寄りかかって、そのまま座り込んでしまった。
今、いったい何度、熱があるんだろう?
向こうの机の引き出しに、体温計があるけど、取りに行くのすら、しんどい。
ベッドに戻らなきゃ。
私は力を振り絞り、立ち上がろうとすると、またノックする音が聞こえた。
「はい」
これが自分の声?
喉をやられたせいか、かすれた声しか出ない。
私が、ドアの方を見ると、
トーマ様が、心配そうな顔で立っていた。
私はフラフラと起き上がった。
ふう、本当しんどいな。
私は、チチリさんが用意してくれた服にやっとの思いで着替えた。
ふと、ベッドのサイドテーブルを見ると、さっきもらったフルーツが置いてある。
ちょっとは食べなきゃね。
私は、エリックのくれたフルーツを頬張った。
おいしい。
そして、薬を飲み、ベッドに戻ろうとしたら、くらっとめまいがして、近くの壁に寄りかかって、そのまま座り込んでしまった。
今、いったい何度、熱があるんだろう?
向こうの机の引き出しに、体温計があるけど、取りに行くのすら、しんどい。
ベッドに戻らなきゃ。
私は力を振り絞り、立ち上がろうとすると、またノックする音が聞こえた。
「はい」
これが自分の声?
喉をやられたせいか、かすれた声しか出ない。
私が、ドアの方を見ると、
トーマ様が、心配そうな顔で立っていた。