■王とメイドの切ない恋物語■
「さあ?あれだけいい男なのだから、彼女の1人や2人作ればいいのにね」

やっぱり、そうなんだ。


女の人に興味ないのかな。


私が考えていると、


「さー、ぼーっとしてないで、お片付けお片付け。早くしないと睡眠時間が無くなっちゃうわ」

と、チチリさんは笑った。


「それはきついですね。頑張ります」


私達は大広間に戻って、パーティーの後片付けをした。


終わったのは、夜中の0時を越えていた。


「疲れた。お疲れ様、リリア。早く寝なさいよ。明日も早いわよ」


「はい、おやすみなさい。チチリさん」


長い一日は終わった。

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