■王とメイドの切ない恋物語■
部屋の扉をしめて、ベッドにうつぶせになった。

自分の心臓の音が聞こえる。


落ち着け、私。


そのまま、足をバタバタやってみる。

トーマ様…素敵だったな。上着まで貸してくれて、優しかった。


私はソワソワと起き上がり、ベッドに座って、枕を抱き締めた。

はぁ、もー、まいっちゃうよ。


トーマ様、本当に、かっこよかった。


星を見上げている顔なんて本当に素敵で。

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