■王とメイドの切ない恋物語■
私は手紙を受け取った
「あ、まーくんからね」
私は、うれしそうに手紙の封を開けた。
まーくんは、小さい頃に、
うちの前で泣いてるのを私が見つけ、
その時から仲良くなった男の子である。
************
どこだろ?泣き声が聞こえる。
13年前、5歳の私は、泣き声のする方向に、走っていった。泣き声は、家の外から聞こえてくる。
私は、ドアをあけ、表に出た。
そこには、泣きじゃくる可愛い男の子がいた。
年は同じくらいだろうか?
私は、声をかけた。
「どうしたの?どうして泣いているの?」
その男の子は、涙をいっぱい浮かべた目で、こっちを見た。
男の子は何か言いたそうだが、泣いているせいか、思うように話せないみたいだった。
私は、そっとその男の子に近づいた。
「今日は、お父さんもお母さんも帰りが遅いの。だから、リリアと一緒に遊ぶ?」
男の子は、涙を拭いて、うれしそうに、頷いた。
「名前教えて?私はリリアだよ」
男の子は、小さい声で、ぽそっと呟いた。
「…まー」
私は、にこっと笑って、手を差し出した。
「まーくんね、よろしくね」
私とまーくんは手をつなぎ、丘の上の広場に遊びに行った。
「あ、まーくんからね」
私は、うれしそうに手紙の封を開けた。
まーくんは、小さい頃に、
うちの前で泣いてるのを私が見つけ、
その時から仲良くなった男の子である。
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どこだろ?泣き声が聞こえる。
13年前、5歳の私は、泣き声のする方向に、走っていった。泣き声は、家の外から聞こえてくる。
私は、ドアをあけ、表に出た。
そこには、泣きじゃくる可愛い男の子がいた。
年は同じくらいだろうか?
私は、声をかけた。
「どうしたの?どうして泣いているの?」
その男の子は、涙をいっぱい浮かべた目で、こっちを見た。
男の子は何か言いたそうだが、泣いているせいか、思うように話せないみたいだった。
私は、そっとその男の子に近づいた。
「今日は、お父さんもお母さんも帰りが遅いの。だから、リリアと一緒に遊ぶ?」
男の子は、涙を拭いて、うれしそうに、頷いた。
「名前教えて?私はリリアだよ」
男の子は、小さい声で、ぽそっと呟いた。
「…まー」
私は、にこっと笑って、手を差し出した。
「まーくんね、よろしくね」
私とまーくんは手をつなぎ、丘の上の広場に遊びに行った。