両極端な君と
外に出てから5分。
「あれ……。」
近くにスーパーがあると
言っていたけど、山の近くで電波が
悪いせいか、携帯上の地図通りに
進んでいるつもりが、位置情報
とはどんどん離れて行く。
日も暮れてきて周りの景色も
見えにくくなって来た。
(こんな事ならお父さんに頼んで
車出して貰うんだった…。)
心の中で後悔しながら進むものの、
「いや、マジでここどこ…。」
携帯の電波は消えたり、入ったりで
どうやら本格的に迷子になってしまった
様だ。
「どうかしましたか?」
透き通る様な声が聞こえ、後ろを
振り向く。
そこにはサラサラな黒髪をなびかせて、
白い肌にくっきりとした二重の丸い目と
高い鼻に、女性らしいぷっくりした
唇、そしてスッキリとした輪郭をし
女優顔負けのこれまたとんでもない
美人さんがきょとんとした顔で立っていた。
(うっわー、なに?ここに来てから
美男美女しか見てないんですけど…)
突然声を掛けられ呆然としていると
「あ、ごめんなさい。急に声掛けて
しまって。ほら、ここ田舎だから
大体みんな顔が知れているんだけど
見た事ない綺麗な子がいたから
遠方の方で迷っちゃったのかなーって…」
気まずそうに声を掛けてくれた
美人さんが苦笑する。
「あれ……。」
近くにスーパーがあると
言っていたけど、山の近くで電波が
悪いせいか、携帯上の地図通りに
進んでいるつもりが、位置情報
とはどんどん離れて行く。
日も暮れてきて周りの景色も
見えにくくなって来た。
(こんな事ならお父さんに頼んで
車出して貰うんだった…。)
心の中で後悔しながら進むものの、
「いや、マジでここどこ…。」
携帯の電波は消えたり、入ったりで
どうやら本格的に迷子になってしまった
様だ。
「どうかしましたか?」
透き通る様な声が聞こえ、後ろを
振り向く。
そこにはサラサラな黒髪をなびかせて、
白い肌にくっきりとした二重の丸い目と
高い鼻に、女性らしいぷっくりした
唇、そしてスッキリとした輪郭をし
女優顔負けのこれまたとんでもない
美人さんがきょとんとした顔で立っていた。
(うっわー、なに?ここに来てから
美男美女しか見てないんですけど…)
突然声を掛けられ呆然としていると
「あ、ごめんなさい。急に声掛けて
しまって。ほら、ここ田舎だから
大体みんな顔が知れているんだけど
見た事ない綺麗な子がいたから
遠方の方で迷っちゃったのかなーって…」
気まずそうに声を掛けてくれた
美人さんが苦笑する。