小悪魔王子に見つかりました

「俺たちのこと信じて欲しいな」

「……っ、」

寧衣くんのことは信じたいと、私の心は強くそう思っている。

あんなに誰からも慕われて人気者の彼が、それとは正反対の影に隠れた私のことを見つけてくれて。

からかった気持ちでここまでできる人なんていないだろうと思っている。

話していいのかな、寧衣くんに。
でも……。

『そんなこと』と思われたらどうしよう。
めんどくさいと思われたら、嫌われたら、どうしよう。

「……つまらない話だよ」

こんな話を聞くことに時間を使うよりも、友達と一緒に笑い合うことに時間を使った方が有意義に決まってる。

「昨日よりもさらに浅海さんのこと知れるんだから、なんにもつまらなくないでしょ。話してくれる?」

「……っ、」

何を言っても寧衣くんには勝てないよ。

私は、コクンとゆっくり頷いた。
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