イジワル御曹司は偽のフィアンセ様❤︎
ここに配属されるまで、役員がどういう仕事をしているのかなんて考えてもいなかった。
それに役員って正直、椅子に座って書類に印鑑をおすだけの威張った人のイメージしかなかった。
でも実際は違っていてた。
会議はもちろんのこと、商談をしたり、来客対応。お昼も仕事を兼ねたランチ。
書類に目を通したり決裁はなどは会議と会議など、忙しい合間をぬってやっているのだ。
そんな多忙な人だからこそ秘書は必要なんだと言うことを昨日知った。
だが、そんな人が私の恋人役なんて……。
そんな暇がおありなら、体を休めた方がいいのでは? と思わずにはいわれない。
そもそもこんな多忙な人がなぜ、私のために時間を割くのだろう。
掃除を終え、空気の入れ替えのために開けた窓をしめたその時だった。
「鴨居さんおはようございます」
汐田課長だ。
「おはようございます」
「ずいぶん秘書らしくなったね」
「いえ、まだなんちゃって秘書です」
汐田課長はクスッと笑うがすぐに表情を戻す。
そして改めて課長から今日の専務のスケジュールの確認をする。
「あの」
「なに?」
「いつもこんなに立て続けに会議が入ってるんですか?」
きょうは3つの会議がある。
「いつもってことはないが、最近はちょっと多めだね。ちなみに明日は夜の会議があるんだ」
「夜ですか?」
「海外の取引先のほとんどが時差の関係で夜になってしまったりするんだ」
リモート会議というのだろう。
それに役員って正直、椅子に座って書類に印鑑をおすだけの威張った人のイメージしかなかった。
でも実際は違っていてた。
会議はもちろんのこと、商談をしたり、来客対応。お昼も仕事を兼ねたランチ。
書類に目を通したり決裁はなどは会議と会議など、忙しい合間をぬってやっているのだ。
そんな多忙な人だからこそ秘書は必要なんだと言うことを昨日知った。
だが、そんな人が私の恋人役なんて……。
そんな暇がおありなら、体を休めた方がいいのでは? と思わずにはいわれない。
そもそもこんな多忙な人がなぜ、私のために時間を割くのだろう。
掃除を終え、空気の入れ替えのために開けた窓をしめたその時だった。
「鴨居さんおはようございます」
汐田課長だ。
「おはようございます」
「ずいぶん秘書らしくなったね」
「いえ、まだなんちゃって秘書です」
汐田課長はクスッと笑うがすぐに表情を戻す。
そして改めて課長から今日の専務のスケジュールの確認をする。
「あの」
「なに?」
「いつもこんなに立て続けに会議が入ってるんですか?」
きょうは3つの会議がある。
「いつもってことはないが、最近はちょっと多めだね。ちなみに明日は夜の会議があるんだ」
「夜ですか?」
「海外の取引先のほとんどが時差の関係で夜になってしまったりするんだ」
リモート会議というのだろう。