契約夫婦の蜜夜事情~エリート社長はかりそめ妻を独占したくて堪らない~
「大鳥さん、もちろん交流会に出たければ自由に行っていいんだよ。僕の同期の営業事務の子も行くみたいだから、言っておいてあげる。よく話を聞いておいで」
田所にニッコリと笑いかけられて、七瀬はやや憮然として口を噤んだ。
営業事務は大抵は女性社員で、しかも今年三十五歳の田所の同期となれば、大ベテランである。
そのような社員との交流は、晴香なら大歓迎だが、七瀬が望んでいることとは大きくはずれているに違いなかった。
そうして黙った七瀬だったが、すぐに田所の後ろにいる背の高い人物に気がついて目を輝かせた。
「久我副社長! お疲れ様です」
弾むような七瀬の声に、副社長の久我孝也(くがたかや)が笑みを浮かべた。
「あぁ、お疲れ様」
晴香と梨乃も立ち上がって挨拶をした。
「お疲れ様です」
「午前中の取引で一緒だったから、急だけど、ちょっと寄って頂いたんだ」
田所にニッコリと笑いかけられて、七瀬はやや憮然として口を噤んだ。
営業事務は大抵は女性社員で、しかも今年三十五歳の田所の同期となれば、大ベテランである。
そのような社員との交流は、晴香なら大歓迎だが、七瀬が望んでいることとは大きくはずれているに違いなかった。
そうして黙った七瀬だったが、すぐに田所の後ろにいる背の高い人物に気がついて目を輝かせた。
「久我副社長! お疲れ様です」
弾むような七瀬の声に、副社長の久我孝也(くがたかや)が笑みを浮かべた。
「あぁ、お疲れ様」
晴香と梨乃も立ち上がって挨拶をした。
「お疲れ様です」
「午前中の取引で一緒だったから、急だけど、ちょっと寄って頂いたんだ」