天体キミ観測(短編)
星夜くんがあの丘に来ているのを知ったのは、私が天体観測を始めてから3回目のことだった。

しし座流星群が見られるということで、にわか星ガールになった私は、父にねだって誕生日に買ってもらったばかりの望遠鏡を抱え、丘のてっぺんを目指した。

重くて途中で引き返そうかと思うこともあったけど、なんとなくその日は良いものが見られそうな気がしたから、私は根気強く粘った。

< 7 / 20 >

この作品をシェア

pagetop