俺様社長と溺愛婚前同居!?
賢人さんのことをずっと想っている神宮寺さんのことを放っておけなくなってしまった。
賢人さんとちゃんと話をしていないから、悔いが残っている彼女のことを応援するために私は去る決意をしたのだ。
それなのに後悔して勝手に悲しんで泣いていただけだ。
「それで、俺と彼女を引き合わせたのか。うまくいけばいいと思って?」
「…………はい」
「結花は、俺が他の人とうまくいっても何も感じないのか? もう会えなくなってもいいって思っってる?」
「それは……」
悲しむような瞳で見つめられて、目が離せなくなる。
賢人さんと離れるなんて嫌に決まっている。
だけど自分の気持ちを押し通すほど強くなれない。だって私は仕事の延長で婚約した身だから。
「俺は嫌だ。今まで言わなかったけれど、結花のことを手放すなんて考えられない」
例え契約結婚で入籍をしたとしても、別れる気など全くなかった、と話が続く。
「うちの会社の男が結花に好意を持っているだけでも、すごく嫌だった。俺だけのことを見てほしいと思ってるし、俺だけのものになってほしいと願ってる」
「賢人さん……?」
「俺は結花が好きだ。結花しか好きじゃない。どんな手を使ってでも手に入れたいと思うほど、結花だけが好きなんだ」