【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
コンコン

「奏?おばさんがいい加減お風呂入りなって」

日高君!?

「奏?開けるよ」

ガチャ

「日高君待って!あたし今...!」

カタン

急いでドアを閉めようとした途端手からケータイが落ちた。

「何してたの?」

「と、友達と電話してたんだ。お風呂?電話が終わったら入るってママに言ってくれる?」

「いいけど。奏顔色悪いよ?体の調子悪いんじゃないの?」

「そんなことないよ!あっ!友達待たせちゃ悪いから電話早く出ないとだから」

「そうだね。じゃあおばさんに言っとくね」
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