【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
「奏、そろそろ行こうか」

「はい」

若菜とは校門の前で別れ、瑠衣君は家へ帰っていき、あたしと楓舞さんは空港へ向かった。

「まだ時間あるな。奏、何か食べようか」

「はい。実はお腹ぺこぺこで」

「ふふ、僕もだよ」

空港内の売店でお弁当を買い、搭乗口近くの椅子に座って食べることに。

「奏美味しい?」

「はい」

「奏、ご飯粒ついてる」

「え!・・・あっ」

「じっとしてて。取ってあげる」

すっ...

パクっ
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