【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―

「からかっていない。僕は遊びで女性を口説いたりはしない。」

「――そういうつもり言ったわけじゃ――⋯⋯」

「食事に誘ったのも、プロポーズしたのも、君のことが欲しいと思ったからで⋯⋯それを冗談だと思われるのは困る」


漆鷲社長は私の声を遮って、はっきりと口にした。

真っ直ぐで真剣な視線が、苦しいくらいまとわりついて、私から言葉を奪ってゆく。

なんで会ったばかりの私なんかに?

どうして私なんかを?

どんなに考えても理由は見つからないし、

それを口にすることも思い上がっているような気がして出来なくて
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