【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「でも――僕は、発想だけに頼らない来美なら、うまく扱えると思うよ。だから、あそこに連れていったんだ」
私が⋯⋯?
そう思ってくれてたの?
向けられるのは、期待に満ちた眼差し。
確かに、誰よりも慎重派な私は、石橋を叩いて渡るがごとく慎重に仕事進めたいタイプ。
悪く言えば冒険をしないとも言えるけど。
でもそこに期待を寄せてもらえるなら、私らしくやればいいってことだよね。
嬉しくなって顔を綻ばせると、永斗さんの顔が少しだけ寄せられて
「――君ならやれるよ」
力強い言葉をささやいてくれた。
「⋯⋯ありがとうございます。頑張ります」
ドキっと胸をときめかせ、嬉しさを噛みしめる。
私ならやれる。
うん、やれる。
永斗さんが背中を押してくれるなら、それだけで力が湧いてくる。
思うままに頑張ってみよう。