【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―

「小さな顔に、柔らかな白い肌、長い睫毛に夜空みたいに綺麗な瞳⋯⋯」


ひとつひとつ確かめるように。

指先が頬をすべり、顎をたどって鼻先へ触れ、まぶたをなぞって続ける


「そして、少し頑固だけど、何事も真摯に受け止める優しい心。」

「頑固⋯⋯」

「褒めてるんだよ」


一度笑った永斗さんは、裸眼をじっと覗き込み


「――どれも僕だけが知っていれば、いいことだけど」


つけ加えるように言ったあと、背中をそっと引き寄せて頬を傾けキスをした。

ゆっくりと溶け合うように、混じり合う熱い唇どうし。

もう我慢しなくていいんだと思った途端、自然と手を彼の背中へと回して背伸びをしていた。
< 283 / 489 >

この作品をシェア

pagetop