【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―

晩ごはんは、来る途中に買ってきた牛丼屋さんのお弁当と、美久ちゃんが作ったヘルシーなサラダを二人で食べた。


それからお風呂を借りた私は、持参したTシャツとスウェットパンツに着替え、眼鏡を拭きつつ美久ちゃんの姿を探す。


寝室を覗くと、ベッドの下に布団を敷いてくれていた。


「お風呂先にごめんね。布団ありがとう」

「いーえー。私もお風呂入ってくるので、そこの雑誌でも見ててください」


ベッド横にあるカラーボックスを指さした美久ちゃんは、着替えを持ってお風呂へと消えてゆく。


うわ、すごい雑誌の量。


布団の上にごろんとうつ伏せになった私は、とりあえず、てきとーな一冊を手にして、目を通す。


永斗さんは、どんな服が好きなんだろう。

いつも華やかなネクタイをつけている彼。

もしかしたら色味が、豊かな方が好きなのかもしれない。

どうしても思考は彼にばっかり向かってしまう。


そして、半分ほど見たころだろうか。

私は、ふと思い返した。


デコルテがレース状になった、サーモンピンクのAラインのワンピース。

裾がレースになっていて、とっても女性らしくて

永斗さんが私のために選んでくれた洋服。

あの素敵なワンピース着ていけるよね。


そう思い替えて、別の雑誌を取ろうと入れ替えしていると、上に飾ってあったなにかが落ちてきた。
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