【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「先輩がギリギリまで頑張ってたのは、俺たちもしっかり見ていましたから!」

「俺は先輩の努力こそが表彰ものだと思いますよ」

「緑川くんに横山くん」


振り返ると、いつもより華やかなスーツを着用した若手二人が私の隣に並んでいた。


「真面眼鏡で努力家な先輩ならいけますよ! あ、いや、眼鏡かけてないか」

「この際、今後眼鏡取っちゃいましょう!」

「なにいってるの」


それからしばらく、後輩たちはジョーダンを言って励ましてくれた。

毎年、落選して愕然と落ち込む私を心配して集まってくれたに違いないメンバーの優しさに、視界が緩みそうになった。


今まで気づかなかっただけで、私の努力を見てくれてる人はちゃんといたんだ。
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