【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―

うっとりするような、可愛らしくて戯れのようなキス。

ただ触れ合っているだけなのに。


燻っていた熱が、私の感覚を鋭敏にしていく。


なんどもなんども重ねるうちに、もっと、もっと永斗さんが欲しくなって。


いつの間にか両腕は彼の首に巻きついて、


「永斗さん⋯⋯」


身体を震わせながら、おねだりをすると


「ちがう」


唇が一度離れて、指先が咎めるように唇にのせられた。


『永斗って呼んで』


そうだった。



「⋯⋯えいと、あ、愛してる」



この前の夜、なんどもせがまれた台詞。

自ら伝えると、すごく幸せそうな顔をしてくれた。

< 415 / 489 >

この作品をシェア

pagetop