【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
うっとりするような、可愛らしくて戯れのようなキス。
ただ触れ合っているだけなのに。
燻っていた熱が、私の感覚を鋭敏にしていく。
なんどもなんども重ねるうちに、もっと、もっと永斗さんが欲しくなって。
いつの間にか両腕は彼の首に巻きついて、
「永斗さん⋯⋯」
身体を震わせながら、おねだりをすると
「ちがう」
唇が一度離れて、指先が咎めるように唇にのせられた。
『永斗って呼んで』
そうだった。
「⋯⋯えいと、あ、愛してる」
この前の夜、なんどもせがまれた台詞。
自ら伝えると、すごく幸せそうな顔をしてくれた。