【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「結局眼鏡に戻ったんだな」
彼は自分の眉間をツンツンとしながら、呆れたような顔。
チーム内のみんなにも「もったいないから、眼鏡とりなよ〜」とは言われるけど。
私の眉間には、永斗さんからもらったボストンフレームのお気に入りの眼鏡が乗っている。
「コンタクトは、手入れも大変だし、落とすこともあるからね⋯⋯」
「ふ―――ん」
「⋯⋯な、なに?」
な、なんで疑わしげな目なの。
べ、別に深い意味はないんだから!
深い意味は⋯⋯
泣きながら永斗さんに告白したときに、涙と一緒に流れて、失くしちゃったし⋯⋯。
手入れが大変なのだって本当だし。
「なんでもねーよ。そんな焦んな。
てっきり王子様に、自分の前だけにしろなんて口説かれたんじゃないかと思ってな」
「――?!」
驚いた私がスケジュールから顔をあげると、園部はニヤニヤしながら、これから行われる開発会議へ行く準備をしていた。
ななななんで⋯⋯