友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~
「結婚しよう」
しばらく抱きしめあってから、少し体を離した渉が私の目をまっすぐに見て言う。

「うん」

ちゃんと返事をすることができた。


この場所で始まった私たちの恋。
香澄の後押しもあって、私たちはここで結婚することも、未来を共に歩むことも誓い合った。

「もうはなさない」
「もう離れない」
「離れたいって言ってもはなしてやらないんだからな」
「うん」
「もう、一人じゃない」
「うん」
「俺も、この子も、香澄も・・・一緒にいる」
「うん」

私たちは温かな光に包まれながら、未来へ歩き出した。
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