いつか、君の夢を見た。【完】
05.朝顔



「朝夏、引っ越しちゃったんだな」


「なんだかんだ、ミッツも朝夏のこと気に入ってたよな?」


「あ、バレた?でもホント面白いヤツだったよな」



ーーあれから。


朝夏が突如また転校したことにクラス中、いや学校中がざわついたが、もう時間も経てば朝夏のことを話す者は誰一人いなくなっていた。



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