優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~【リニューアル版】
こんな私がペンションやりたいなんて、虫が良すぎるのかな?


女の子2人さえも幸せな気持ちにできなかったのに。


そして、夕食の時間。


お義母さんは今日は帰らないそうだ。


素敵なお相手と会っているらしい。


3人にひなこちゃんのことを話すと、本当に急だったから驚いてた。


『結菜ちゃん、元気出して。結菜ちゃんが笑顔じゃないと、俺、寂しいから』


祥太君は、こんなダメな私を励ましてくれた。


『…ごめん、ありがとう』


『後で、久しぶりにピアノ聴いてくれない?新しい曲が完成したんだ。1番先に聴いてほしくて』


『祥太君は作曲もするの?すごいんですね』


文都君が、尊敬の眼差しで聞いた。


『ああ、作曲は好きだよ。自分の思いを自由に音符に乗せて…好きなメロディーを作れるから』


『さすが、祥太兄』


『楽しみだな。みんなで聴かせてもらいましょう』


文都君が言うと、


『え、みんな?みんなも聴くの?せっかく結菜ちゃんと2人きりになれると思ったのに』


って、祥太君が冗談っぽく笑った。


今、3人はすごく仲がいい。


その姿をみていると、とても嬉くなる。
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