触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
「彼氏さん? 澪ちゃんから聞いたんだけど私に似てるってほんと?」
「彼氏じゃないですよ。相手、女の子だから彼女です」
「え、そうなの!?」
「そうですよ? 」
言いませんでしたっけ?とでも言うように茜ちゃんが首を傾げる。
ーーあれ、でも茜ちゃんは澪ちゃんの話をするとき「彼氏」って言ってたような。
「澪ちゃんは、彼氏でしょう」
黙り込んでいたら私の心の中を読んだ茜ちゃんがさらりと言い放った。
「……茜ちゃん、もしかして知ってた?」
「初めて見たときから気づいてましたが。
どうでもいいんですけど、ミカさんまた首にキスマーク付いてますよ」
「えぇ!?」
「私がドタキャンされてひとりで寂しくケーキ食ってるときにいちゃついてたんですかそうですか」
完全にやさぐれた茜ちゃんがエレベーターのドアにゴン、ゴン、と頭をぶつけている。
「あ、なんかすごいイライラしてきた。ミカさんの顔見てたら余計に」
ゆらりと振り向いてそのまま壁に押し付けられる。
「彼氏じゃないですよ。相手、女の子だから彼女です」
「え、そうなの!?」
「そうですよ? 」
言いませんでしたっけ?とでも言うように茜ちゃんが首を傾げる。
ーーあれ、でも茜ちゃんは澪ちゃんの話をするとき「彼氏」って言ってたような。
「澪ちゃんは、彼氏でしょう」
黙り込んでいたら私の心の中を読んだ茜ちゃんがさらりと言い放った。
「……茜ちゃん、もしかして知ってた?」
「初めて見たときから気づいてましたが。
どうでもいいんですけど、ミカさんまた首にキスマーク付いてますよ」
「えぇ!?」
「私がドタキャンされてひとりで寂しくケーキ食ってるときにいちゃついてたんですかそうですか」
完全にやさぐれた茜ちゃんがエレベーターのドアにゴン、ゴン、と頭をぶつけている。
「あ、なんかすごいイライラしてきた。ミカさんの顔見てたら余計に」
ゆらりと振り向いてそのまま壁に押し付けられる。