触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
「ミカさん!」
「茜ちゃん、おはよう」
エレベーターホールでエレベーターを待っていると、いつものように茜ちゃんが声をかけてきた。
どうしてそんなに焦っているのかと思って、昨日のSARASAでの出来事を思い出す。
「昨日はすみませんでした!」
土下座しそうな勢いで頭を下げられる。
周りには他にも人がいて、何事かとぎょっとしながら茜ちゃんを見ている。
「ちょっと待って頭上げて!」
「あぁもう昨日はほんとにどうかしてた、完全に嫌な奴でした。ほんとごめんなさい」
早口でまくしたてながらせっかくキレイにセットしたであろう髪をくしゃくしゃにする茜ちゃんを、酔っ払ってたんでしょ、しょうがないよと宥める。
「昨日、誕生日だったんだって? おめでとう」
「全然よくないですよ……。今年もほっとかれた」
小刻みに上昇して行ったエレベーターがやっと1階まで戻って来た。
悲しそうにため息をつく茜ちゃんと2人で乗り込んで、15階のボタンを押す。
「茜ちゃん、おはよう」
エレベーターホールでエレベーターを待っていると、いつものように茜ちゃんが声をかけてきた。
どうしてそんなに焦っているのかと思って、昨日のSARASAでの出来事を思い出す。
「昨日はすみませんでした!」
土下座しそうな勢いで頭を下げられる。
周りには他にも人がいて、何事かとぎょっとしながら茜ちゃんを見ている。
「ちょっと待って頭上げて!」
「あぁもう昨日はほんとにどうかしてた、完全に嫌な奴でした。ほんとごめんなさい」
早口でまくしたてながらせっかくキレイにセットしたであろう髪をくしゃくしゃにする茜ちゃんを、酔っ払ってたんでしょ、しょうがないよと宥める。
「昨日、誕生日だったんだって? おめでとう」
「全然よくないですよ……。今年もほっとかれた」
小刻みに上昇して行ったエレベーターがやっと1階まで戻って来た。
悲しそうにため息をつく茜ちゃんと2人で乗り込んで、15階のボタンを押す。