触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
「そういやミカさん、昨日言ってたお友達の話、どうなりました?」
お昼。
いつものカフェでグラタンを冷ましていたら、茜ちゃんがたらこスパゲティをフォークに巻き付けながら聞いてきた。
「あー、おかげさまで仲直りできたよ、ありがとう」
友達、と言われて一瞬なんの話か解らなかったけど、すぐに澪ちゃんとのことだと思い出す。
「そうなんですね、よかったですね」
「あのとき雰囲気悪くしてごめんね」
「いいえー、ミカさんってあまり自分のこと話さないから、新鮮というか」
「そうかな?」
「あー、あとミカさん、朝から気になってたんですけど首のそれ、キスマークみたいなのついてますよ」
「!?!?」
慌てて左手で首を隠す。
「逆ですね」と茜ちゃんが笑った。
「例のお友達ですか?」
「……たぶん……?」
「ていうか友達じゃないでしょ、彼氏ですよね」
彼氏……?
澪ちゃんは女の子だから彼女になるのかな。
「……うん、付き合ってる、人」
「それって営業の早坂さんですか?」
突然出てきた元彼の名前。
私がこの前振られた相手だ。
お昼。
いつものカフェでグラタンを冷ましていたら、茜ちゃんがたらこスパゲティをフォークに巻き付けながら聞いてきた。
「あー、おかげさまで仲直りできたよ、ありがとう」
友達、と言われて一瞬なんの話か解らなかったけど、すぐに澪ちゃんとのことだと思い出す。
「そうなんですね、よかったですね」
「あのとき雰囲気悪くしてごめんね」
「いいえー、ミカさんってあまり自分のこと話さないから、新鮮というか」
「そうかな?」
「あー、あとミカさん、朝から気になってたんですけど首のそれ、キスマークみたいなのついてますよ」
「!?!?」
慌てて左手で首を隠す。
「逆ですね」と茜ちゃんが笑った。
「例のお友達ですか?」
「……たぶん……?」
「ていうか友達じゃないでしょ、彼氏ですよね」
彼氏……?
澪ちゃんは女の子だから彼女になるのかな。
「……うん、付き合ってる、人」
「それって営業の早坂さんですか?」
突然出てきた元彼の名前。
私がこの前振られた相手だ。