触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
「なんで!? なんでここにいるんですか!?」
犬だったら確実にしっぽを振っているであろう喜び方で、澪ちゃんが駆け寄ってきた。
「会社の後輩の家に泊まったのー、って、澪ちゃん朝から元気だね」
「ミカさんに会えたからね!」
茜ちゃんが隣にいるのに、そういう恥ずかしいことを平気で言ってのける。
隣の茜ちゃんは驚いたように澪ちゃんを見ていた。
「澪、先行くぞ」
澪ちゃんの後ろからすり抜けるように、男の人が私たちを越して行った。
目が合ってかるく会釈される。
……この人、この前澪ちゃんとSARASAの方へ向かって行った人だ。
「うん。じゃ、ミカさん、またね! お仕事頑張ってくださいね!」
バイバイ、と手を振って澪ちゃんが離れる。
後ろを振り向くと、澪ちゃんとさっきの男の人が並んで歩いていた。
2人は大学の門をくぐらずにそのまま真っ直ぐ歩いていく。
「ミカさん?」
「ごめん、行こうか」
澪ちゃんは、卒論も提出したからあまり大学に行くことが無くなったと言っていた。
じゃあ、あの2人はこれからどこに行くんだろう。こんな朝早くに。
朝から澪ちゃんを見られて嬉しかったのに、変なもやもやが心の中で渦巻く。
犬だったら確実にしっぽを振っているであろう喜び方で、澪ちゃんが駆け寄ってきた。
「会社の後輩の家に泊まったのー、って、澪ちゃん朝から元気だね」
「ミカさんに会えたからね!」
茜ちゃんが隣にいるのに、そういう恥ずかしいことを平気で言ってのける。
隣の茜ちゃんは驚いたように澪ちゃんを見ていた。
「澪、先行くぞ」
澪ちゃんの後ろからすり抜けるように、男の人が私たちを越して行った。
目が合ってかるく会釈される。
……この人、この前澪ちゃんとSARASAの方へ向かって行った人だ。
「うん。じゃ、ミカさん、またね! お仕事頑張ってくださいね!」
バイバイ、と手を振って澪ちゃんが離れる。
後ろを振り向くと、澪ちゃんとさっきの男の人が並んで歩いていた。
2人は大学の門をくぐらずにそのまま真っ直ぐ歩いていく。
「ミカさん?」
「ごめん、行こうか」
澪ちゃんは、卒論も提出したからあまり大学に行くことが無くなったと言っていた。
じゃあ、あの2人はこれからどこに行くんだろう。こんな朝早くに。
朝から澪ちゃんを見られて嬉しかったのに、変なもやもやが心の中で渦巻く。