気まぐれな猫と俺様束縛系飼い主のちょっと危険で甘い生活
その日を境に、蓮の帰りは遅くなり気づけば一週間以上一緒に食事を
することも、勿論身体を重ねることもなくなっていた。

私はただ学校とマンションを行ったり来たりの日々。

その日も、いつもの様に学校を終えマンションで仕事の依頼を片付けて
いた。

やっと仕事を終えリビングに戻ると20:00

今日も蓮からは遅くなるとのメールがきていた。

「今日も一人かあ・・・。」

そう呟いた時、ピンポーン♪ インターホンが来客を知らせる。

こんな時間に珍しいと画面を見ると男が一人。

‟ハァ~!こいつって次男の黒瀬 要(クロセ カナメ)!”

「はい。」

「俺、俺、お兄様だよ~。玲ちゃん開けて~」

「蓮はいませんよ」

「知ってる。今日は玲ちゃんに用事なんだよね~。」

「分かりました。どうぞ。」

兄といっても黒瀬要とは初めて会う。

一体、なんの用があるというのだ。

部屋に入れると、さっさとリビングのソファーに座ると

「今日も蓮は遅いんだろ。
 そう思って優しいお兄様が夕食のお誘いに来ました~」

長男の司さんとも三男の蓮とも違うタイプ。
飄々としていて何を考えているのか全く読めない。

苦手なタイプだな・・・。

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